昭和19年の帽子が語る
先日、朝市の準備をしていると
SKさんが帽子を持って来てくれました。
黒い帽子はSKさんが自宅の和室天袋を
整理している時に出てきたそうです。
帽子はSKさんのお父さんが戦争時に
配給されたもので天袋に保管してあったのかと
言ってました。
帽子の中には軍隊での所属籍・氏名・交付年月日・寸法
そして横須賀軍需部と記載された札が縫い込まれていました。
SKさんのお父さんは十代で志願し
予科練に入ったようです。
入籍番号には「横志飛」という文字
お父さんはどういう気持ちで入隊されたのかと思います。
終戦後、帰郷する時は
帽子の主とその父親(SAさんのお爺さん)が偶然
一緒になり二人で帰って来て
留守を守っていた家族は大喜びをしたようだと言ってました。
そして、お父さんは戦争の話はすることは無かったとも。
今は、お爺さん・お父さんともに亡くなられ
当時を語り聞く事は出来ませんが
この昭和19年の帽子は私達に何か語っているようです。
今後、帽子はケースに入れて
内田未来楽校で展示する予定です。
世界ではロシアのウクライナ侵攻など
まだまだ戦争が絶えません!
平和な世界となりますように切に願います。
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