元禄2年(1689年)
今年最後の日は
考える会のメンバーと
宿の山に
出かけました。
目的は
山の頂上にある
石仏(観音様)が転倒しているのを
起こすために向かいました。
山の急斜面を機材を背負いながら進むと
開けた場所に
大きな石仏が
横たわって
います。
自然石に
観音様が彫られてあり
長い間倒れたままとなっていたようです。
信仰の山
と思うほど
石仏が
沢山あります。
そのどれもが
このようにきれいな状態で
森の中で静かに建っています。
彫られた
表面には
文字も
刻まれていて
元禄二 巳
と読み取れます。
元禄二年は西暦では1689年
今から323年前です。
建たせるため
土を掘ると
立派な
台座も出てきました。
台座には
蓮の葉が彫られてあり
花を立てるための穴や
彫られて
ありました。
この水受けと
花を立てる穴は
つながっていて
花が枯れないようにと
工夫されていました。(昔の人の知恵に
驚きますね)
水平に
直してから
四人で
観音様を
据え付けて
竹の葉で
周りを掃除してあげると
きれいな観音様となりました。
観音様に
榊をあげて
四人で
記念撮影です。
今年最後の仕事は
大変でしたが
こうして観音様をあがめることができ
とてもうれしくなりました。
前に立つと
思わず
手を
合わせたくなります。
四人は
良い仕事を
したなと思いながら
山を降りて
きました。
来年は
皆様にとって
良い年に
なりますように!
内田の風
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